チベット仏教普及協会
《ポタラ・カレッジ》
《ポタラ・カレッジ》
集中講座:縁起賛の解説
ツォンカパ大師の『縁起賛』とダライ・ラマ法王
今回は、ツォンカパ大師がお書きになった『縁起賛』について、ダライ・ラマ14世法王の解説書に基づいて説明します。この教えは、法王様ご自身も、好きなテキストであると度々述べられています。ツォンカパ大師がお説きになった通り、仏法のエッセンスは空であり、その空を証明する無比の論理は縁起であるという内容を、できるだけ分かりやすく解説します。
このテキストについて法王様は、以下のポイントにまとめています。
第一は、釈尊が空を縁起の意味として主張し、説かれていることを解説する。
第二は、空を縁起として認識することの功徳を示す。
第三は、空を縁起として理解できない過失を示す。
第四は、空を縁起として説かれたことにより、断見などのあらゆる邪見を捨て、釈尊の教え全ては正しい量(欺かない教え)であることを証明する。
第五は、釈尊こそが、解脱を求める人たちに対して欺かない方、唯一の指導者である。
第六は、釈尊が説いた仏教のみが、解脱を求める人たちが入るべき教えであることを示す。
第七は、ツォンカパ大師が、釈尊への恩の念じ方を説き示す。
第八は、そのような宝の如き仏法が末永く続くように廻向し、ツォンカパ大師はこのテキストをまとめている。
2日間の集中講座で、仏教で説かれる空と縁起、そして慈悲や菩提心について、分かりやすく説明する予定です。
a:130 t:1 y:2
Copyright © 2025 チベット仏教普及協会 All Rights Reserved. 東京都千代田区神田須田町1-5 翔和須田町ビルB1 03-3251-4090
powered by Quick Homepage Maker 6.0.4 based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM